妊娠はどのように成立するのでしょうか?

《卵胞の発育》
 まず、生理になった頃から、卵巣の中の5mmほどの卵胞は、間脳などの指示のもと下垂体から分泌されるホルモン(卵胞刺激ホルモンFSH)の刺激で徐々に発育が始まり、8mmほどになる頃から自身で分泌する卵胞ホルモン(エストロゲン)を増し、15mmになるとさらにその分泌は亢進します。このエストロゲンは子宮内膜を増殖させたり、頸管粘液を増量させます。

《排 卵》
 月経から2週間目頃には卵胞の成熟はピーク(平均21mm)に達し、多量に分泌されたエストロゲンが脳下垂体から黄体化ホルモン(LH)の放出を促し、これが卵胞破裂、すなわち排卵を起こします。また子宮内膜はかなり厚くなり(約10mm)ベッドの土台ができあがります。頸管粘液の最高値になり、精子の受け入れ準備OKとなります。

《受 精》
 夫婦生活によって膣内に放出された精子は、頸管粘液中に侵入し子宮→卵管を毎分2〜3mmの速度で通って、数時間から数十時間で卵子に会えるはずの卵管の先の卵管膨大部に到着します。卵巣から排卵された卵子も、卵管采にキャッチされ、ここにたどり着いた精子と出会いドッキング(受精)します。

《受精卵の成長》
 その結果できた受精卵は、受精直後から分裂を繰り返し成長しながら、卵管粘膜の繊毛運動と卵管壁の蠕動運動によって卵管内を運ばれ、3〜4日かかって子宮内に到着します。その間、排卵した卵巣内には黄体ができ、そこから分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)によって子宮内膜のベッドメイキングが行われます。

《着 床》
 そして、子宮内に到着した受精卵がそのベッドにもぐりこんで妊娠が成立(着床)します。受精から着床までには6日間ほどかかります。

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