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怪優”藤山直美”


北千住のシアター1010(せんじゅう)で藤山直美主演の「サボテンの花」を観てきました。最高におもしろかった!笑い!笑い!涙!涙!大拍手!!!

フランス仕込みのラブコメディで、イングリット・バーグマン主演で映画にもなった劇ですが、永島敏行演じるプレイボーイの歯科医とそのクリニックで働く堅物の売れ残り看護婦、藤山直美の笑いあり、涙あり、歌ありの刺激タップリのオシャレなラブコメディに、1万円の料金も吹っ飛んでしまいました。
藤山直美はかわいい!達者!笑わすとこは、思いっきり落差をつけるし、泣かすとこは、意識的にキチンと台詞を言うんです。


歌が上手い!!声量はもちろんタップリあるし、声に迫力と艶がある。70年代のGSサウンドやアメリカンポップスがまるで洋風演歌のようにきらびやかでした。それも、伸びるチャイナドレス!をピチピチではいて、スリットから見え隠れするおみ足は色っぽい色っぽい!ダンスで足を絡ませるシーンはめまいがしました。(嬉しくて!)やっぱり、僕は直美ちゃんに惚れてしまったのだろうか。劇中とはいえ、恋しくて恋しくて涙が溢れてきました(笑)

脇役の綾田俊樹も面白かった。「役者やのう!」と感心しました。とくに直美ちゃんにめちゃくちゃ惚れてる患者さんの役でしたから、「あんなまぬけな奴に直美ちゃんは取られないから安心!」みたいな同情心が生れて、なんか好きになってしまうのです。(情けない!)
永島敏行は役者としては不器用な方ですが、それがかえって藤山直美とのバランスを良くしていたと感じました。やはり、共演者が素朴だからこそ、達者が目立つということもあるのでしょう。


しかし、あの怪優ぶりは、他の役者では到底真似できません。ますます藤山直美という女優にはまってゆく自分が怖い!
その証拠に、1000円のパンフレットと同じく
1000円の彼女のキャクターマンガプリント入りのミニトートバッグを買ってしまったのですから・・・!



関西を代表するコメディエンヌ・藤山直美主演の楽しいラブ・コメディ「サボテンの花」の再演が決定!
結婚を迫られるのが嫌で、若い恋人に「妻と3人の子供がいる」と嘘をつき続けてきた独身の中年歯科医が、遂に結婚を決意。「冷たい妻と別れて、君と結婚したい!」と彼女にプロポーズするのですが、なんと結婚の条件として、彼女を妻に会わせなければならない羽目に。困った歯科医は、自分の診療所に勤める堅物の看護婦を、無理矢理妻に仕立てるのですが、嘘がさらに嘘を呼び、事態はややこしくなる一方。恋の行方も二転、三転、大騒動の末に見つけた真実の愛は・・・。
原作はフランスの戯曲で、イングリッド・バーグマン、ウォルター・マッソー、ゴールディー・ホーンらが出演して同名のタイトルで映画化され、大ヒットした作品です。藤山直美が演じるのは、バーグマンも演じた看護婦役。歯科医役の永島敏行との絶妙のやりとりで、最初から最後まで、たっぷり楽しませてくれます。共演にも河相我聞、植田チコ、綾田俊樹、入江若葉ら多彩な顔ぶれが揃い、小粋でおしゃれな恋の駆け引きを展開します。
藤山直美、永島敏行、入江若葉、綾田俊樹、大竹一重、鶴田忍、植田チコ、河相我聞
バレリ&グレディ 佐々木 渚
鵜山 仁