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塩釜神社節分祭

 

 2月5日、宮城県塩釜市にある「塩釜神社」で行われた「節分豆まき」に参加させていただきました。市内の薬屋仲間にお世話になりました。前々日と前日は雪でどうなるものかと思っていましたが、幸いにも当日は晴れて、これならそんなに寒くはないだろうと高をくくっていたのですが、ところがどっこい、午後からは雲が出て雪が舞うお天気になり本当に厳しい寒さとなりました。

 塩釜神社は高台に位置し天皇家ともゆかりのある素晴らしい神社です。境内にある樹齢200年は超えるであろう樹木は荘厳であり、春には桜が咲いて花見客で賑わうそうです。雪が積もっていましたので、より美しい景色でした。眼下には海が見えて遠く松島も望めます。

豆まきといっても本格的なもので、年男年女のお祓いする儀式の一環として行われる行事です。裃を地元のおばちゃんに着装していただきました。生れて初めて着装してもらったのですが、腰のところをギューッと締めるときに抱きつかれたような体制になるのでちょっと恥ずかしかったです(笑)。老若男女180名が、儀式に則り、宮司や仕えの方に従いながら本殿に向かい神前にて神事を行いました。

 神前に赴く時は大太鼓がが鳴り、神事が行われるときには雅楽が響き、なんとも言えぬ趣でした。防寒対策はしていったのですが(ワイシャツの下にサッカー用の防寒長袖アンダーウェアー2枚とタイツ、カイロを背中とお腹と足裏に張り、スーツを着て厚手の手袋)、30分以上吹きさらしの神殿で正座でいると、寒さがだんだん体に染み込んでいくのがよく分り、早く終わることだけ念じて待っていました。

 やっと豆まきの時間が来ました。参加者に豆とお札入りの升が手渡され、本殿の前にある仮設豆まき場に移動しました。会場には地元の沢山の方が集まっていました。いよいよ豆まきです。「福はうちー、鬼はそとー」と一斉に豆をまき始めます。会場にいる人達がまるでエサに群がる鯉のように見えて、非常に快感でした。ぼくはなるだけ遠くの人に届くように投げたのですが、小さく小分けされた袋入りの豆とクジ付きのお札は軽いので、なかなか遠くへ飛ばす事ができませんでした。

 豆まきの様子を豆をまきながらビデオカメラで撮影したのですが、残念ながら写っていませんでした。慌てていたんでしょうね。妻にいわせれば、「そういう神事は写らないようにできているのよ」と一蹴されましたが、本当に残念でなりません。

 行事が終わった後、全員で記念撮影をしました。そして、社務所でお疲れの慰安会が行われ、熱燗のお酒をいただき、やっと寒さが解きほぐされました。
本当にいい体験をさせていただいたと感謝しています。




塩釜神社境内、豆まき会場にて