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芋・たこ・なんきん

 

 いよいよ藤山直美さん主演のテレビドラマ「芋・たこ・なんきん」が始りました。舞台ではいつも拝見していますが、テレビドラマとなるとどうなるのか、それも毎日連続で見られるなんて楽しみでした。大阪を舞台に、昭和のはじめから40年代までの物語です。作家を志す女性の役という意味では、先日やった与謝野晶子役に似ていますが、今回は沢山の家族の中で、小さい頃のことや、女学生時代、戦後と様々な時代を演じられるのが違います。もちろん、直美ちゃんが女学生時代を演じるわけではないですが・・・(笑)。

 「かもかのおっちゃん」(恐い顔で連れ去られるかもしれないおじさん)と表現された町医者と結婚するのですが、そのニックネームの通り、根津甚八さんに似ていて、「こんな人と直美ちゃんが結婚するなんて!」と、ファンとしては納得できないのですが、これもお芝居なので仕方がありません。でも、そのやりとりは面白く、人間味に溢れています。やっぱり、直美ちゃんだからできる表現があちこちに見られました。驚き、喜び、不思議がる、怒る、などの喜怒哀楽の表現は天下一品です。

 家族みんなでご飯を食べるシーンがよくあるのですが、たくさんの家族でいっしょに食べるのは楽しそうです。昭和という時代の家族の良さが分ります。ご飯のおかずも結構出ていて、写真館は儲かっていたのかなあ、と思いました。また、戦争が近づくにつれて、人が離れ離れになっていく悲しさはつらいものがあります。戦争がなければもっと幸せに暮らせたものを、と思いますが、現代も戦争状態ではないですが、様々な問題が溢れています。これは人の「やさしさ」の欠如が絡んでいるような気がします。このドラマでもそれを話し掛けているようです。

 テーマソングもいいですね。毎日見るので、毎日いっしょに歌います。もう歌詞も覚えられました。
その時代の風景や家や家具なども懐かしい感じで気持ちが安らぎます。父、母がいた頃の昔を思い出しますし、子どもの頃遊んだ記憶が蘇ります。うちは大家族ではありませんし、いっしょにご飯を食べた記憶もあまりないのですが、家族のぬくもりは大切な記憶です。父・母のおかげで現在の私があり、子ども達がそれを引き継いで、伸び伸びと育って欲しいデス。

 出演している俳優さんも関西の出身の方なので、自然にその世界に入れます。火野正平さんや岸部一徳さん、石田あゆみさんなど個性的でおもしろいです。そして直美ちゃんといつも共演している小島慶四郎さんが出ていて、とぼけた味があり、これも楽しみのひとつです。これからどうなっていくのか、楽しみで、毎日見てしまうことは確かです。



    NHKのHPの画像をカメラで撮ってプリントしたものをもう一度撮影しました