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まさかの敗戦、心の整理

 

 12月1日、日産スタジアム、今期J1最終戦VS横浜FC戦に行ってきました。
負けました。レッズも得点が入りそうな場面もありましたが、横浜FCはJ1最下位とはいえ、レッズに対してチーム一丸となって的確に対応し、完敗とも言えます。
 先に失点してしまったことで横浜はゴール前を固めてしまい、レッズの攻撃は中に放り込むしかなくなり、単純なものになってしまいました。横浜はプレスも早く、ボール支配率を高めるためにみんなよく動いて的確なポジションを確保していました。レッズは悲愴な覚悟が「あせり」に変わり、消耗した体力は「するどい攻撃」を生み出すことができませんでした。

 11月14日にアジアチャンピオンズリーグで優勝しました。きびしい日程の中、今期の大目標としていたアジアの戦いでチャンピオンになったことは素晴らしいことですが、目標を達成したことで集中の糸が緩んでしまったとも言えます。ずっと出場していた選手は身体的にも精神的にも疲労は蓄積していただろうし、鹿島にホームで負けたこともダメージが大きかったと思います。そして水曜日の天皇杯では、中途半端な気持ちで中途半端は選手起用がたたって負けてしまい、ますます追い込まれてしまった感じがあります。

 僕はこれは監督の責任だと思います。選手がガンバって疲れているときに、誉めたりかばったりする気持ちは分りますが、勝負の厳しさが足りないと言われてもプロとしてはしょうがないでしょう。名古屋戦のときも、0:0で迎えた後半、守備的な選手を投入して引き分け狙いでいきました。このときワシントンは激怒しましたが、僕はしょうがないかな、とも思ってしまいましたが、やはり勝てるときに勝ちに行かないと、攻撃的な精神と戦術が磨耗してしまうことが、その後の数試合を見れば明らかです。

 5〜6年前までは、優勝争いができるチームになるだけでいいと思っていましたが、いざこういう形で負けてしまうと、くやしくて、情けなくて、悲しいデス。選手もきっとそうでしょう。クラブとして初めて挑戦したアジアの戦い・・・、リーグ戦との過密な日程の中で戦うことの難しさ・・・、でもやはりリーグ戦でチャンピオンになれないとレッズファンとしては納得いきません!選手層が厚いように見えて実は怪我人だらけで大変でした。

 来年はもっとクレバーな戦いをしてほしいです。今年は選手を固定して戦いましたが、それだと消耗してしまいいざというときに戦力が落ちてしまいます。ターンオーバーまではいかなくとも、若手をもっと起用して選手間の競争を増やしてほしいし(鹿島はそれで成長しました)、良い選手の補強を希望します。ドイツ人監督なので守備的になるのは仕方がありませんが、またそれがレッズのカラーですが、闘莉王や長谷部が抜ける可能性がある来年は、新しいチーム作りが必要でしょう。

 3連敗でリーグ優勝を逃して終わった今期。残り4試合のうち1試合でも勝てば優勝できたのに・・・。心の整理がなかなかつきません。でもレッズのファンであることは変わりありません。この「くやしさ」を心に刻み、本当に強い、名実ともに日本を代表するクラブになってほしいです。そのためには、今年の経験を生かして、選手の補強や戦い方の見直しをしてもらいたいと思います。ただし、それをオジェックに任していいものかやや疑問です。また来年も選手交代の判断が遅かったり、同じメンバーでの戦いに固執するなら選手の疲労は重なり今年の二の舞になる可能性があります。くどいようですが、今年の「くやしさ」を肝に銘じて、チームの展望を考えることを強く望みます。

 最後に「たられば」を言えば、リーグ戦が終わってからACLの決勝をやれば結果が違っていたかもしれませんネ。(笑)




バックスタンドに向かって挨拶する選手達とスタンドに溢れるレッズサポーター。