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冬のひまわり

 

 12月16日(日)、新橋演舞場で、西郷輝彦・藤山直美主演のお芝居「冬のひまわり」を観てきました。「歌と笑いと涙で奏でる港ヨコハマ・ハイカラ喜劇」と銘打った日本版「サウンドオブミュージック」です。横浜で貿易商を営む社長の西郷と、その子供達の教師として迎えられた直美ちゃんのハートフル・ラブストーリーです。

 ときは大正時代。五十嵐渉(西郷輝彦)は横浜で父親から受け継いだ小さな商店を貿易商で発展・成功させ、丘の上の大きなお屋敷に、運転手と執事とお手伝いさんを雇える6人の子持ちのお金持ちです。しかし5年前に妻に先立たれ、仕事に追われて子供達を見てあげることがなかなかできなかったため、子供達との間に確執が生まれ父親としても困っていました。そこに大阪生まれの教師・福田あかね(藤山直美)が教育係りとして雇われます。さみしい思いをしていた子供達は、心と体で本気でぶつかるあかね先生に次第に打ち解けて大好きになっていきます。そして契約の1ヶ月が過ぎて辞めなければならなくなったとき、実は五十嵐とあかねとの間に不思議な感情が生まれていました。石頭の五十嵐を大阪生まれのあかねが心を溶かしていったのです。子供達も別れるのがつらく、ずっとしゃべるのを拒否していた3男が「あかね先生、行かないで!」と叫ぶのです。(涙)西郷もあかねもお互いに婚約者がいたので自分の中に湧き出る熱い感情を押さえ込んでいました。でも、それもとうとう押さえきれずに、お互いの婚約者に本当のことを伝えて婚約者と別れます。その後、五十嵐は事業の失敗で倒産しますが、あかねは五十嵐のもとにかけつけ結婚して、子供たちも大喜び。みんなで大阪に行き、第二の人生を歩み始めます。お金もなく慣れない土地でも希望を持って・・・。

 少し長くなりましたが、ストーリーを一通り話さないと話が通じないのであらすじを書きました。直美ちゃんも他の出演者も素晴らしく楽しかった。特に直美ちゃんは素晴らしかった!
実は今回、お芝居の題名が「冬のひまわり」と聞いて、お芝居の当日、本物のひまわりの花を直美ちゃんに届けたら喜んでくれるかなと思い、早速ネットで調べて、鹿児島の花屋さんに1週間前に注文して、前日にわが家に届けてもらい、当日自分で持っていき、新橋演舞場の受付に、「直美さんに渡していただけますか?」と届けたのです。そして新調した着物を着て、胸には「ひまわり」の写真をバッジのように付けて観劇しました。つまり、お芝居以前から楽しんでいたのです。直美ちゃんのお芝居に行く時は、いつも何かしら目立つことをしたがる自分がいます。でもあまりシツコイと直美ちゃんにストーカーと間違われてしまうので、今回はやや抑えました。でも、送った「ひまわり」のフラワーアレンジメントには手作りのメッセージカードを添えました。そのメッセージに、直美さんのお芝居への敬意を託しました。
そのメッセージとは、「直美さんへ 人の機微団子を、大胆に繊細に練り上げて、美味しそうに食べる直美さんが大好きです!体に気をつけてがんばってください! 川上行生」

 直美さんのリアクションが大変楽しかったです♪石頭の奴に対しての表情、子供達と枕投げを本気でムキになってやっている表情、子供をやさしく労わる表情、婚約者に自分の都合で婚約破棄をしたあとに大声で泣く表情、好きな人といっしょになれると分った時の幸せな表情、それらを見るにつけ、みんなこころ豊かに、笑い、涙し、応援する気持ちになるのです。
いつも楽しい素敵な舞台をありがとう!脇役達もしっかりお仕事してました。「希望を持って生きることの素晴らしさ」を感じさせてくれた舞台に拍手です!



直美ちゃんに送ったひまわりのフラワーアレンジメント


 新橋演舞場の中に掲示されていたポスター