シ ミ
(内因性肝斑)

シミってなに?

 若さを失った老化の代表的トラブルに、小ジワ、シワのほかにシミがあります。しかし、シミについては老化はあくまでイメージで、広い年齢層でお悩みの方が多いトラブルのひとつです。

 シミはその色が肝臓の表面の色に似ているため、医学的に肝斑と呼ばれており、色素細胞で作られたメラニン色素がチロジナーゼという酵素の作用で、色素が異常沈着し、淡褐色から黒褐色の、境界が比較的ハッキリした色素斑となったものです。
 また、シミは前記のとおり、思春期から更年期まで広い年齢層で発生し、カユミなど、自覚症状がないことが特徴で、肌質としては女性ホルモン優位型の乾性肌タイプの方に多く発生しやすく、その大半は内因性の肝斑です。

では、内因性肝斑の原因は?

 内因性のシミは妊娠、子宮卵巣疾患、副腎皮質の機能低下、婦人科疾患などに伴い現れる頻度が高いことから、性ホルモンとの関連が推測されているほか、肝臓や副腎皮質の機能が低下したり、妊娠や卵巣機能の機能低下により男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが悪くなり、脳下垂体が刺激されることでACTHC(副腎皮質刺激ホルモン)やMSH(メラニン刺激ホルモン)が分泌されてメラニンの生産が多くなることにより発生すると考えられています。

 シミは自律神経失調が発生と悪化の下地として大きな役割を演ずる場合があり、環境的に精神的ストレスが続いたり、自律神経失調状態が続いたりする場合、この精神的ストレスがMSHの分泌を促進させシミを濃くする結果になります。この事は、シミの細胞と神経細胞が構造的に良く似た共通点をもっていることに関連しています。

内因性肝斑の原因をまとめると

1) 精神的ストレス、身体疲労
2) 副腎皮質の機能低下
3) ホルモンのアンバランス
4) 肝臓、卵巣の機能低下
5) 妊娠や産前産後
6) 冷え性、血行障害
7) 腎臓障害
8) 便秘症
9) 婦人科疾患
  
などです

 また、紫外線や外傷、熱などが直接色素細胞を刺激して、シミの誘発や広がりを招く事もありますので注意が必要です。
 30代〜40代以降の女性や10代前半の女の子に発生する上唇部、鼻下髭型にでるシミは典型的な女性ホルモンのアンバランスからくるものです。

 最近は食生活の変化や不規則な生活などにより、体内の活性酸素、過酸化脂質の影響のほか、体質的に皮脂が酸化されやすい状態の方が多くなっており、化粧品等の品質が昔に比べかなり向上しているにもかかわらず、シミの発生は圧倒的に多くなっています。

内因性肝斑の種類は?

1) 自律神経性肝斑・・・上位、前頭部に帯状にできる肝斑
2) 眼瞼(がんけん)肝斑
・・中位、眼輪部の瞼、眼のまわりに円または点状にでる肝斑
3) 妊娠性肝斑
・・・・中位、眼から頬にかけてでる肝斑
4) 肝斑
・・・・・・・中位、頬部にかけて親指状のはっきりした、一般的にでやすい肝斑
5) 子宮性肝斑
・・・・下位、口輪部(唇の上、鼻の下)に鼻下髭型にでる肝斑
6) 老人性肝斑(リポフスチン)
・・上位、中位、額はえぎわ、側面にでる大小状の肝斑で、他に手、背中などにも発生する。

それぞれ色、形も異なり、ハッキリとしたものはそれだけ年数も経過していますので、早めにキッチリとしたスキンケアが必要になります。


シ ミ
(外傷性肝斑)

 外傷性肝斑はフェイスライン、前額部、眼輪部や頬部を中心に1〜1.5cm内側に発生する色素沈着で、放置するとお面をかぶったような状態になり顔の側面からはっきりわかるようになります。しかし、内因性肝斑と異なりお手入れ次第で短期間で解消することが大きな特徴です。

外傷性肝斑の原因は?

1) お手入れ(特にダブル洗顔)の不足による皮膚生理機能の低下
2) 赤み、炎症、カブレなどの外傷
3) まさつや刺激
4) ステロイド剤による紫外線の影響
5) 化粧品(例えば、アイシャドウ、頬紅などの油分、色素焼け)
6) 素肌の状態での汗と日焼け
7) ニキビ、湿疹、大人のニキビなどの痕跡

これらが、発症因子とされます

発症部位は?

上位 前頬部 → 汗と紫外線の影響が大
中位 眼輪部 → 赤み、炎症、カブレ、アイシャドウ、摩擦の影響が大
   頬 部 → 化粧品、頬紅、摩擦の影響大
下位 輪郭部 → 耳の下から首筋にかけソバカス状に現れる
         クレンジング不足が主な原因

シミのお手入れ

 先ず、認識していただきたい事は、シミは虫歯と同じで適切な対処をしないと、時間の経過とともに広がり、解消することはないということです。

そこで大切なことは・・・

1)日焼けしないこと
 メラニン色素を必要以上に作らぬよう紫外線からお肌を守り、肌荒れ、乾燥を防ぎ、直接日光にあたることは避けましょう。〔保護クリームや日焼け止めのパウダー類を活用しましょう

2)代謝を高めること
 お肌の生理機能を正常に保つため、正しい洗顔の励行で古い角質、深部の汚れをしっかり落としましょう。〔ダブル洗顔が重要!

3)適切かつマメなお手入れ
 皮膚の再生される期間は42日。血行をよくし、皮膚細胞が元気になるよう、角質層以下の細胞レベルのお手入れを行いましょう。(効果的な4つの手当て法
・入浴中のオイルパック
・ フェイシャルマッサージ
・ 入浴後の美白用お手入れ
・ 入浴後のローション湿布

4) 最後に角質層に充分な水分、油分でしっとり潤いの保護です。
 
化粧水、美容液、美容オイル、クリームなどは必要最低限です、美白成分のはっきりしているものがよろしいと思われます。

外傷性肝斑の場合は、香料、アルコール、乳化剤などが無添加、もしくは少ない化粧品を選び、朝晩洗顔の後に、徹底したローション湿布を行うことが効果的です。
内因性肝斑は手当て法の中で、オイルパックと美白用のパックか湿布がお薦めですが、いずれにせよ、お手入れ不足は外傷性肝斑発症の原因! まずはクレンジングを毎日使用することから始めてみましょう。お肌が柔らかくなり、透明感が出てきたと感じたら、クレンジングが良質、その使用方法も適切に行われている証拠。継続することにより、すっきりした素肌がよみがえってくるはずです。

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