風邪と言えば葛根湯は間違い!?
最近はより一層寒さが厳しくなり、体調を崩す方が多くなってまいりました。
この時期になると、寒~い思いをした後に鼻水が出始めたりくしゃみをしたり微熱が出たりします。
風邪と言えば「葛根湯」とされていますが、必ずしも正解ではありません。
「葛根湯」を飲むときの症状は、首筋や背中がこわばっている状態の時に適応するとされています。
なので特にゾクゾクする悪寒や首筋のこわばりがなければ葛根湯を飲んでも効かないことがあるので、風邪=葛根湯の考えはやめましょう。
もちろん冬場は特に寒さがあり、首筋や背中にゾクゾクした悪寒が走り発熱してしまうことも多いので、こういった場合には早めに葛根湯を飲むことで症状が軽快します。
じゃあそれ以外の風邪には何を飲んだらいいのでしょうか?
当店のおすすめ処方2選!
風邪薬の基本中の基本!「桂枝湯」
一般のドラッグストアなどではあまり扱っておらず認知度も低いのですが、子供からお年寄りまで幅広く風邪の初期に使えるのが「桂枝湯」です。
漢方薬を勉強するときにはまずこの「桂枝湯」を勉強しますし、桂枝湯を基にした処方も数多くあります。
あれ?なんかちょっと体調がおかしいかも?という場合には桂枝湯を飲み、熱いお粥を食べることで悪化せずに元気に過ごすことができます。
寒い思いをした後でせきや透明な鼻水が出てきたときに!「麻黄附子細辛湯」
私の大好きな漢方薬「麻黄附子細辛湯」です。
自分の体験からこの漢方には多大な信頼を置いています。
以前20歳過ぎの頃に冬場長時間外で作業をした後、鼻水が出始めたのですが気にせず過ごしていると、夜になるにつれて鼻水が悪化し(こりゃ悪化しそうだなぁ・・・)と思い、父に相談し麻黄附子細辛湯を服用したところ冗談じゃなく10分もしないうちに止まりました。
それまでは自分も漢方薬は即効性がないと思っていたものですから本当にびっくりしました。
寒~い思いをした後で体調が悪化したのであればこの麻黄附子細辛湯の服用をお勧めいたします。
※ただし、適応しない場合もあるのでお求めの際は細かく症状をご相談ください
慢性の病気だけではなく急性の病気にも漢方薬を!
いかがでしたか?
昔から風邪には葛根湯と言われていますが、飲んでみても効かなかった人はそもそも葛根湯が効くような症状じゃなかった可能性があります。
漢方薬の得意分野は体質改善と思われがちですが、キチンと症状と原因を考えて飲めばすぐに効果を実感できます。
あれ?おかしいかな?と思ったらお気軽にお問い合わせください。
今の症状(悩み)に対してお薬が必要なのか?またどんなお薬がお客様にあっているのか?というのをお答えさせていただきます。