お客様は、80代の男性で数日前から頭が熱い・ボーっとする、めまい感・ふらつく・揺れるという症状でお悩みとのこと。
「以前からのどに痰が絡み、たまにふらつくことがあった」
とのことで、今回は急に上記のような症状が出てしまったので、奥様は病院に行くことを勧めたけれども
本人はなるべく病院は行きたくないので漢方薬でどうにかできないかな?ということでご来店いただきました。
急性のめまいと慢性のめまいでお薬は違います
症状としては、数日前から
・頭が熱い、ボーっとする
・めまい感、ふらつく、揺れる
・足が痙攣する
などの症状が出ています。
そして以前からのどに「痰」が絡み、たまにふらつくことがあった。
手は冷える、たまに目の前が真っ暗になることがある。
胃腸機能の低下による「痰湿」が原因の症状と判断し、脳の痙攣を鎮めて痰を除く漢方薬を処方しました
来店いただき、丁寧に症状を伺いました。原因は、「胃腸機能の低下による痰湿の肝陽化風」と判断し、脳の痙攣を鎮めて痰を除く漢方薬を1回1包、1日3回服用していただくように処方いたしました。
経過
服用後1週間・・・ほとんどの症状が治まった。まだ少し痰が絡むのでどうしましょう?というご相談があったので、
今後は胃腸機能を元気にして、痰がたまらないようにする処方に変え、服用中です。
めまい・ふらつきに関してのアドバイス
めまい・ふらつきは急性のものと慢性のものがあり、急性の多くは症状が重く、慢性の場合には症状が軽いことが多いです。
繰り返すめまい・ふらつきで症状が重い場合にはいくつもの要因が重なって症状が出てしまうことがあるので、こうなると治療には少し時間がかかってしまうのですが、急性のめまい・ふらつきの場合には今回のように1週間程度の服用で改善することが多く見受けられます。
めまい・ふらつきの根本的な原因の多くは胃腸にあります。
手軽に始められる治療として食事の見直しと適切な水分摂取があります。
水を2リットル飲もうは間違いです。夏場で大量に汗をかく場合以外は必要ありません。
本人の代謝力に合わせた水分摂取が健康につながります。
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