【来店でのご相談】数年前からのめまい・ふらつき・動悸

お客様は、数年前から「吐き気」と「めまい」が同時に発生し、揺れている感じで動悸もすることでお悩みの60代女性でした。

「特にひどい時は意識が無い時もある」

とのことで、めまいやふらつきと聞くと軽い症状のように聞こえてしまいますが、

重い症状だとこのように意識が無くなってしまったり、転倒などをして頭を打ってしまうこともあったりと、

決して軽視できない症状です。

・食欲はあまりない

・便通は普通で足の指先が冷える。

・首と肩がこる 

・夏に弱い

・脱水が怖いので水分をよく摂る(1日1リットル程)

・小便の出が悪い

という体質の方でした。

来店いただき、丁寧に症状を伺いました。原因は、「「脾虚」であり、それによって水分代謝がうまくいかず、余計な水分が脳を浮腫ませて三半規管の平衡感覚を乱していること」と判断し、脾の機能を立て直して水分代謝をしっかりさせる漢方と、体の熱エネルギーを上げる漢方薬を1回1包ずつ、1日3回服用していただくように処方いたしました。

服用後2週間・・・めまいは起きていない。1日1リットルの水分は控えるようにお伝えしました。

服用後1か月・・・あれ以来めまいは起きていない。調子がいいのでこのまま予防的に飲みたいということでしたので、

継続して服用中

上述の通り、めまいの原因というのは多岐にわたります。

貧血でもめまいやふらつきが起きることもあれば、この方のように胃腸の機能が弱まってしまうことにより、体の中に余計な水分が溜まり、それが邪魔をしてめまいふらつきが起きることもあります。

貧血が原因のめまいについてはこちらをのページをご覧ください。

漢方薬は長く飲まないと効かないと思われがちですが、飲む目的によって効果が出るまでの時間が違います。

風邪の時に飲む漢方薬などは数十分～数時間で効果が出てきますし、貧血や冷え症などの体質を改善する場合には数か月かかります。

当店では、今現在お悩みの症状の原因は何なのか、それはどれくらいで治るのか、値段は1か月いくらくらいなのかなどを丁寧に説明し、お客様にご納得いただいて漢方薬を服用していただきます。

病院で原因不明と言われたという方も諦めずにご相談ください。