漢方専門 川上薬店
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【来店でのご相談】食べるとすぐ便が出る

以前からあったが、ここ最近食べるとすぐ便が出てしまうという事でお悩みの女性の方でした。

10年ほど前からよくガスがたまるようになってしまい、食べるとすぐ便が出てしまう。

元々胃腸は弱く、食べ過ぎると軟便になってしまう。

最近悪化してきてしまったので漢方薬を試してみようという事でご来店いただきました。

胃腸の症状は漢方薬で治るの?

胃腸のトラブルは漢方薬の得意分野の内の一つです。

皆さま結構放置してしまいがちですが、胃腸を放置してしまうとその他の臓器や体全体の不調につながってしまうので出来れば早期でのご相談をおススメいたします。

 

このお客様の体質としては、

・疲れやすい

・やや寒がり

・便通は1日3~4回

・たまに腹痛

・足が冷える

・ガスが溜まりやすい

という事が見られます。この中で、疲れやすく便通が1日3~4回あるというのが胃腸が弱い人の特徴ですね。

こういった方には胃腸を元気にする漢方薬を使うことが多いです。

弁証は「脾胃気虚・気滞」で、「補気健脾・理気」をして胃腸のバランスを整え、胃腸の気の流れを良くする処方を出しました

来店いただき、丁寧に症状を伺いました。原因は「脾胃気虚・気滞」と判断し、「補気健脾・理気」をする漢方薬を飲んでいただきました。

経過

服用後1か月・・・すごく調子がいい。食べると便が出てしまっていたので食欲もあまりなかったが、食欲も出てきて元気になってきた。まだ継続して飲みたい!との事でしたので現在も服用中です。

胃腸のトラブルに関してのアドバイス

この方の場合は「脾胃気虚」と「気滞」という症状が重なってしまっている状態でした。

「脾胃気虚」というのは現代人には非常に多く見られる状態で、当店にもこの状態の方がよくご来店されます。

この「脾胃気虚」と言う状態は人により様々な症状が見られます。

・疲労感

・下痢、便秘、軟便

・食欲不振

・ガスが多くなる

・1日に何回も便が出る

・皮膚炎

・逆流性食道炎

・胸の異物感、喉のつかえ感

などの症状が見られ、ここに記載した症状も「脾胃気虚」の方によくみられる症状というだけで、実際にはこの他の症状にも深くかかわってきます。

では「脾胃気虚」とはどういう人が陥りやすいのか?

①冷飲食を好む人

②働きすぎ

代表的にはこの2つです。

そして「脾胃気虚」になった人がストレスや気候のせいで体調を崩すことが良くあります。

これを漢方薬で治すとすると、まずは「脾胃気虚」の治療ではなく体調を崩すキッカケとなった要因に対して治療をして、

その後に「脾胃気虚」を治していく治療をします。

患者さんの状態や原因により、両方同時に治療することもできるのですが、お話を聞いてみるまでは分かりません。

そして漢方薬でキチンと治療するためには何といっても細かなところまでお話を聞いてみなければいけません。

なので、忙しい医師の先生にはその時間が取れないために、症状を聞いてその症状に対して漢方薬を出すという西洋医学的な漢方薬の出し方になってしまうのです。

 

少し話がそれましたが、胃腸のトラブルとは言っても様々な原因がありますので治療法やお薬も変わってきます。

どんな患者さんに対しても必ずお話をしっかりと聞き、きちんとした漢方薬を出して、患者さんを治す事が私たち漢方の専門家の仕事です。

 

是非とも一度ご相談ください。

 

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