【来店でのご相談】めまい・ふらつき

半年程前からふら～っとし始めて、歩いているときになったりもする。たまに悪化して酷くなってしまうことがあるという60代女性のお悩み相談です。

めまいやふらつきは特定の条件で発症する方もいらっしゃいますが、思い当たる条件が無いのに慢性的に症状が出たり収まったりする方もおり、お話を聞いてみないと原因の特定やお薬の決定が難しい症状です。

この方の状態としては

・疲れやすい

・やや冷え性

・寒がりで暑がり

・便秘気味だが軟便気味

・食欲にムラがある

・胃が弱い

・足首が冷えて浮腫む

という状態でした。

「脾」が少し弱っていて、60代と言うことから「腎」の弱りも少しみられますね。

めまい・ふらつきは判断が難しい症状です。

インフルエンザのように、ウイルスが入ってきたからそれを除けばオッケー！というような単純な原因では無く、体の弱りであったり、「湿邪」が邪魔していたり、またはそれのどちらもであったり、違う原因があったりと、様々な事が重なり合って発症する場合（虚実夾雑）が殆どです。

こんがらがっている縄を解くには時間がかかるように、この状態の場合はご本人が良くなったと感じるまでに少し時間がかかってしまいます。

ですので、あまり漢方薬が効いている感じがせずやめてしまう方もいらっしゃいますが、根気よく飲んでいただければ少しずつ改善するはずです。

この方の場合は年齢のこともありましたので、体の芯から温めながら余計な水分を出して、体の「気」「血」を補給する漢方薬の服用を始めていただきました。

服用開始後1ヶ月・・・大分改善した。

服用開始後2ヶ月・・・かなり改善し、たまにあった頭痛も無くなった。

ということでしたので、水を取り除く漢方薬では無く、水分代謝の調節をしながら「腎」の強化をしてくれる漢方薬に変え、服用していただくように切り替えました。

めまい・ふらつきに関しては上記にもあるように原因が多岐にわたります。

ですのでじっくりと症状が出始めた経緯やその方の体質、生活習慣などもお伺い致します。

その上で原因を推測して説明し、ご納得いただけたら漢方薬を服用していただきます。

漢方薬を服用する際にはドラッグストアでは無く、病院でも無く、漢方薬局・薬店に相談に行ってください。

ドラッグストアの登録販売者さんも、医師の先生も、薬剤師の方も、漢方薬をしっかりと勉強している方は極めて少ないですが、漢方薬局・薬店の相談員の方は殆どがしっかりと中医学（漢方薬）の勉強をされている方です。

当店では初回のご相談の時には30分～1時間かけてお話をじっくりお聞きします。

その上で患者様の症状の原因は何なのかというのを中医学（漢方薬）の観点から推定してご説明いたします。

それでご納得いただけたら漢方薬を処方させていただきます。

まずはお試しでということであれば10日分や半月分でもお渡しできますのでお申し出くださいませ。 

ご自身の事はもちろん、ご家族やご友人の体調のことでも構いませんので是非とも一度ご相談ください。

また、ご来店が難しい方はメールやLINE、お電話でのご相談も承っておりますのでお気軽にご連絡ください。